越知帳

緑のふるさと協力隊21期/高知県高岡郡越知町/横畠迎賓館

草刈り

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こないだワラビ畑の草刈りをお手伝いしました!
 
明神山は近頃ずっと白いまま。
日当たりと風当り抜群の横畠は、日陰と日向で体感温度が全く違います…

 

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草や石から顔を守るマスクをかぶって、人生で2回目の草刈り機です。
エンジンのかけ方?チョーク?アクセルふかす?から始まって、向こうでどんどん草を刈っていくヨンマさんを尻目に、試行錯誤。見本を見せてくれると簡単そうに見えるけど、自分でやるとまっすぐ切れないし切った草が絡まるし~
 
でも、休憩のときに聞いた言葉でひらめきました。
草刈り機は草に垂直に当てた方がよう切れる。あとはアクセルふかして勢いように切った方が切れ味は良い。…鎌はまっすぐ当てても切れない。斜めにスパッと切らないと。道具の特性があるから。
 
 
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(before)斜めに生えてる草。草刈り機の刃を草に垂直に、勢いよく当てるとすぐ切れる。慎重に考えながらだと余計に切れなくなる。回ってる刃が草にひっかかってスパッと切れるのをイメージして、頭の中で「シャキーーン!!」と鳴ったら、草刈り機の扱いが楽しくなってきました(笑)
 
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(after)えっここに草生えてたの!?って思うぐらいさっぱりしました。
刈った草をうまいこと掃けながら刈るのもポイントですね。難しいんですけど刈ったところとまだのところとはっきり分かるようにしないとムラになるので。これも勢いがあったほうがやりやすかったです。
 
 
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やってるときは良かったけど、作業が終わって休んでいるうちに前腕に疲労感が…(笑)
あれだけエンジンと直結した機械を振り回していたら振動と重さで腕にも負担がかかってたんですね。
今回も板についてきた頃に終了。お腹がいっぱいになった昼ごはんから数時間で、またお腹が空いてきました。やった感があります。僕は一日だけだけど、毎日のように続けていくのは大変なことです。元気じゃないとできない。「体が資本」とはその通りです。
 
 
◉今日の一枚
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ちっちゃいリンゴみたいな実がなっている「ヤブコウジ」。作業した山の斜面の日陰にありました。緑と茶色の中にある生き生きとした赤は、目を惹きます。
 
 

◉僕の協力隊活動としての「お手伝い」についての考え方。

ちゃんと「手伝い」にならなければ意味がない。足手まといになるなら逆に迷惑をかける。初めてやることは、使い方も進め方も何もわからない。そこで教えてもらう時間は、呼んでくれた人にとっては時間のロスになる。一人で作業してる人にとっては、ちゃんとやれてるか気にかける対象が出来る。たびたび手を止めて面倒見なきゃいけないなら、一人でやったほうがまし、ということになる。
 
道具だって壊すかもしれない。やった作業だって完全にはできないだろう。本人がいくら一生懸命のつもりでも、プロから見れば不揃いだったり大雑把だったりする。
だから、まずは教えてもらったことを聞いて、ゆっくりから確実にやってみる。どのくらいの正確さを求められるのかもわからないから、初めは遅くてもいいから確実に。慣れてきたら、工夫する。見てまねる。聞いてみる。最終的に「来てくれて助かった」と思ってもらえるように。必要な事は聞く。見てわかることは見て学ぶ。楽しくおしゃべりする時は楽しむ。そのへん空気読む。
 
「お手伝い」にも2種類あって、農家さんと同じ仕事をするお手伝いと、農家さんの補助的な役割をするお手伝い。前者は例えば山椒の収穫やサイコの根切りや今回の草刈り。できる限り農家さんのやり方をコピーして質的量的に追いつけるようにする。後者はたとえば生姜の収穫。大人数で別の作業をしていて、それぞれの作業が滞りなく進められるように全体を見て、黒子的に次の一手を先回りしておく。大人数でなくても、農家さんが次に何をするのか予測して、必要なものを補充しておいたりする。農作業は反復が多いから、何回か見てたら次に何をするのかはわかる。そのつもりで見ていさえすれば。
 
どちらにしても協力隊活動を通して「お手伝い」させてもらった経験は大いに役立つ気がします。毎回初めてのことにぶつかって、持ち方もやり方もわからないところから始まって、学習して工夫してちゃんと「お手伝い」になるようにがんばる。周りは熟練者ばかりの中でどうやったら上手くいくんだろう?次は何をするんだろう?と必死になる経験がたくさんあったので、これから出会う「初めて」に対する対応力もアップしたんじゃないかと思います(笑)
 
そもそも協力隊に来るまで自分以外の人のことをお手伝いすることってめったに無かったように思います。それだけ人のやってる事を見ていませんでした(飲み会でグラスの空き具合を見るのもそう)。その意味では一年前に比べると、自分のやってることだけじゃなく、他の人のことを気にするようになりました。そのおかげで何気ない会話も自然とできるようになってきました。いろんな壁にぶつかって、怒られながら何とかやってるうちに、知らないうちに同時並行的に乗り越える道が見つかってきたようです。問題は密接に関連しているんですね。この一年で身についたものは、来る前に考えていたよりよっぽど多岐にわたっているのかもしれません。何がって言われてもあえてはわからないけど。
 
ともかくお手伝いに関しては、相手にとって「手伝い」になること、役に立つことが一番の目的。相手が何を一番求めているのかを把握しておく必要がある。手伝いになるためには、よーく人のことを見ないといけないようです。